「1999 Super Deluxe Edition(5CD+DVD)」を買った


今日は日中にまとまった移動時間があり、このVAULT1,2を聴いていた。
そして「どうしてこの曲を発表しなかったのだろう」と言う曲ばかりである事に気が付いた。
「Purple Rain DELUXE」の未発表音源の多くは「エロはもう必要量を満たしていたから余ったんだな」と考える事が出来たけど、この「1999」に関してはそうではなかった。


特にBold Generationがそうだった。
最初に数回聴いても私「ふーん、みんなこの曲に注目しているんだなー」ぐらいの印象だった。
この曲は91年のアルバム「Graffiti Bridge」にNEW POWER GENERATIONとなり収録された。
NEW POWER GENERATIONは私の好きな曲の1つで、カラオケにもあると言うありがたい曲だ。
「戦う意思の宣言」をする”本気過ぎた”曲は、映画の物語の中で歌われた。
歌詞から私は「上級国民的な存在やその取り巻き」に対して、「戦う」と言っているのだと思っていた。
マイケルが「They Don’t Care About Us」で歌った”They”と。
しかし、Bold Generationを聴いて分かった、そうではないのだと。
「1999」の前に発表されている「Controversy」「Dirty Mind」でもPrinceは戦う宣言をしていた。
「1999」では聴かせたいものはそれとは違ったのだろう、Bold Generationはこれ以上作りこまれる事はなく未発表になった。
ただ、Princeにとってこの曲は当時の心境を吐露したものとして存在していたのだろう。
1991年の発表時にはMixi Singleになり、Remix Versionが発表されただけでなく、T.C.’s Rap、Brother With A Purpose、GET OFF、Laboracated lady、Loveleft, Loverightと言うヴァリエーションまで作られている。
よほどの思いがあったに違いない。
そう考えると、正規に1999に収録された曲は音楽的にとても品質が高く、価値ある楽曲になっている事に気が付く。
歌詞も十分なメッセージ性を持っていたとこれまで考えていたが、より分かりにくいものを選んだのかも知れない。
そして、この時期すでにPURPLE構想があった事も間違いなく伺える内容になっている。
「1999 Super Deluxe Edition」は私にとって「PURPLE RAIN DELUXE」よりもヤバいシロモノだった。
【おまけ】
Twitter、Facebookで好評だったのでこちらでも1999スーデラの日本語ブックレットの格納方法を紹介します。
ディスクのパッケージを交互に逆に挿して日本語ブックレットも格納しました。でも帯は無理だったので別に保管ですね。

もうひとつ、最初の開封時には全体を覆うビニールを取り払わずに、中の箱が取り出せる分だけを気を付けてカッターで開きました。なので、パッケージはビニールで守られた状態のままになっています。昔、レコードコレクターの方に教えて貰った方法です。

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