「いまさら?」と言われてしまいそうだが、
プリンスがその主題歌を歌った映画「ハッピーフィート」(wikipedia)を今日観た。
あまりかんばしい噂を聴いた事の無い映画だったが、
私が観るにこの映画は物凄い風刺、、、いや現実そのものが詰まっているように見えた。
そして観終えた後は、夢や希望が感じられた。
宇宙を背景に始まる映像、突然の実写、それは目を見張る表現だった。
さらに、教育、個性、伝統、健康、自信、エイリアン、エイリアンによる誘拐、エイリアンは自分たちと似てる、作られた天国、魚の乱獲、自然破壊、
多くのキーワードや表現がそこにはあった。
私は「かもめのジョナサン」をリズボクの社長であるTUに薦められ読んだ。
この映画も噂を聞き「似た物なのだろう」と思っていた。
そうではなかった。
9.11以後に作られたこの映画は、私にとっては3.11以後にようやく理解出来る物になっていた。
とても観る価値のある映画だった。
映画のラストはペンギンの世界の話に戻っていたが、現実に置き換えると?
その答えは示されていなかったし、私達はペンギン達のように上手くやれるか分からないように感じる。
ただ、このような映画の結末は映画の物で、現実はこれに当てはまるとは言えないだろう。
しかし、今のタイミングに観るに非常に良い映画だった。
プリンスもKissの使用許可を出し、主題歌を作った事も頷けたし、その事が嬉しかった。