ふとYahooニュースを見ると

エジプトでのテロの記事もあったけど、私の目の引いたのは両親を殺害してしまった16歳少年の記事。
その記事の中にはこう書かれていた。
>  長男は両親殺害に至るまでの経緯を捜査本部に詳述した。父親
> については「昨年夏ごろから父親の仕事をまかされ、ほとんど押
> し付けられた。(自分が)暑い中、汗をだらだら流して寮の掃除
> をしているのに、父はクーラーが効いた涼しい部屋でパソコンを
> いじったり、テレビを見ていた」と説明。その上で「ことあるご
> とに『お前はばかだ』といわれた。昨年九月には父親を殺したら
> 自由になれる。仕事をやらなくてすむと思った」と、中三の秋に
> は殺意を抱くようになった。
ああ、『人を殺してしまったお前はばかだ』と言ってやりたい。
私もこれまでに「ことあるごとに『お前はばかだ』といわれた。」事がある。多分、言ってる本人は「言葉のあや」ぐらいにしか思ってないだろうが、これには本当に頭が痛かった。「ばか」と言われて、次から「ばか」と言われないよう努力しようと思うのは真っ当な感覚だろう。しかし、そこに「ばか」と言われた理由がなければその努力を向ける方法が定まらない。そんな時は、人は「逃げる」。私も逃げた。逃げて問題無い場合なら逃げてもいいと思う。で、この少年は「逃げる」方法として、両親を殺したのかと思う。逃げ出したくなる環境を、環境を与える側は与えない事だね。
だから、私はこの少年に『人を殺してしまったお前はばかだ』と言ってやりたい。
>  捜査本部によると、長男は二十三日が十六歳の誕生日で、「悲
> 惨な誕生日になった。こんな形で誕生日を迎えるとは思ってもみ
> なかった」と後悔し、「今後は親戚(しんせき)に迷惑をかけな
> いように一生懸命働きたい」と話しているという。
と、少年は言ってるらしいので。「もっと、他に方法はなかったのか」と。

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