勝間さんとひろゆき氏の対談の動画をYouTubeで観て思った

【ネットの匿名性】 勝間 vs ひろゆき 1/3
【若者への起業促進?】 勝間 vs ひろゆき 2/3
【国民幸福度】 勝間 vs ひろゆき 3/3
最初、私はこれを見付けた時「興味ないや」とスルーした。
ところがネット上のあちこちで話題として取り上げられているのを見て、
どんなものかと私も見てみる事にした。
私はこれがどのような形で放送されたのか知らない。
地上波なのか?それ以外なのか、衛星とかケーブルとか、私はTVを遠ざけて久しいのでもうワカらん。
ペイパービューとかどーなってるのだろう??
アナログとかデジタルとかワンセグとかの話題も分からないんだよね。


要らない前置きはともかく、
私がこれを見て先ず悩んだのが、
どこにこの対談の焦点があったのか?
つまり、この対談中継を放送した時のポイントになる部分はどこだったのか?
地上波だったら視聴率さえ上がってくれたらいいもアリかもと思う。
ところが、名のある実業家(かなにか?)の2人を対談しているのだから、
何か噛み合う話が無いとマズイ。
でないと、より破天荒な人が話し合いでは優位に立つし、
後で特にネット上では「こっちの人の負け~」みたいなレッテル貼りが行われてしまう。
「で、答えは?」みたいなみたいな事ばかり言う人達がTVを観ていると考えて間違いないと私は思う。
ある程度のバックグラウンドを持った人にとってはこれはトンでもない事で、
そんなところにノコノコ出て行ってしまったら、
「あの人は先が読めない人だ」と激しいマイナスをこうむってしまう。
この場合で言えば、勝間さんは物凄いハイリスクな出演をしている事になる。
TVを視聴する人の大半は、TVキャンペーンで推された政党に投票するような人達だ。
それは先の選挙で証明されているし、今後もマスコミはその方向で動くだろう。
そのメディアに勝間さんが出たって事は、勝間さんには何か計算があったと思う。
勝間さんはTVと言う広告媒体でアピールしたい話題を持ってきていたハズである。
ひとゆき氏にはそもそも何も無いと思う。
何も無いはおかしいけど、自分の考えるべき事とそうでない事を割り切っていると思う。
TVの出演であったとしても、放送する側の意図が介入し自分の意図と違った流され方をすると考え、
TVと言うメディアを自己主張の場面とは捉えないであろう。
なので、なるようにしかならないので最低限のコストしかかけずその場面に臨んでいると思われる。
勝間さんの「ネットの匿名性」ウンヌンを言うところから動画は始まっていた。
私は知らないのだけど、勝間さんはネットの匿名性撤廃運動のリーダーなのか?
そこまでそこに突っ込まないでもってぐらいつっこんでた。
しかも、さらに後日ブログにこんな記事を書いていた。
勝間和代公式ブログ: 私的なことがらを記録しよう!!「2chはIPの開示に積極的であるというひろゆきさんの注目発言について」
突付きたい重箱の隅はそこなのか!?と目を疑った。
それに対してひろゆき氏にこの対談に関する記事は無くて、以前にこんな記事があった。
「若者に起業を勧める嘘つきな大人たち : ひろゆき@オープンSNS 」
これぐらいの記事を書く人物を前に、概念論やらなんやら言っても無駄だろうと、
相手は準備しなくてはならなかったハズである。
某ビル・ゲイツ氏はそういった準備に膨大な時間を割くらしい。
対談の中身はいろいろ突っ込みどころがあったが、
企業家とかなんかそんな活動家の間ではきっと「写像」って言葉が流行ってるんだと思う。
今年のイミダスや現代用語の基礎知識に期待だ。
ちなみに幸せかどうかの議論であれば、
「ワーキングプアや低所得の人は、とっても幸せです!」ってTVで散々キャンペーンすれば、
統計調査に反映されて、2つ山が1つになるんじゃない?と思った。
先の選挙がそうだったのでこれは証明済みね。
そのものを具体的に捉えているワケでもないのに、
なんでそんな漠然とした物について言及しないといけないのかと思う。
例えば国民性として「このオレさまが幸せでないなんて事あるワケが無い!」と考える民族が居れば、
その国は幸せ度はハイスコアをマークするハズだし、
「私みたいなモンが、幸せに暮らすなんてメッソーも無い」であれば低いハズである。
じゃぁ現実にどっちがどっちと言われれば、別の統計を持って来たほうがいいと思う。
それはともかく、対談で勝間さんは自分の話したい話題を切り出そうと頑張るが、
ひろゆき氏がその前提から覆してかかり、話題に辿り着かせない場面が非常に目に付いた。
私は前提がゆるいところから発展する話は怪しいに決まっていると思うのでそれでいいと思うのだけど、
あまりにもそれがことごとくで、ちょっと気の毒になるぐらいだった。
「その前提を認めたとして、その先はどうなるのですか?」と譲ってもいいんでないか?と思った。
勝間さんは後で「2人とも自分のフィールドを守りウンヌン」と言っていたのはその分析に思えた。
勝間さんは用意してきた話題を1つも話す事が出来なかったと思う。
でも、これが勝ち負けか?と言われれば私はそうでないと思う。
勝間さんは出版をもって有名になっているし、何冊もの著作や翻訳も手掛けている。
彼女の主張は再度TVで繰り返されるまでも無く、知っている人はたくさんいる思う。
それにこの番組で初めて話すような新しい考えは無いだろう、対談だっていうのに。
で、ネットの寵児ひろゆき氏との対談となれば、ネット上で話題になる事は間違いない。
放送局はネットの動向はアリエン勢いで気にしている。
放送された勝間さんの姿は、ファンにとって驚きのものだったろう。
インテリの勝間さんが、サンダルばきの少年みたいな男にノラリクラリ返事されて、
思っていたことが話せないなんて、想定の範囲外だったろう。
おそらく番組のディレクターもである。
「勝間さんのギャラを上乗せしないと!」私すらそう思った。
いやでも、対談だから「これを話して下さい」なんて打ち合わせは無いから、
そのリスクは本人が負うのかな?この辺は想像だけど。
ところが、放送後にネットでは話題沸騰だ。
YouTubeでは私の観た時点で動画の再生回数は20万ぐらい。
そしてこの対談に対する議論も活発に行われているようだ(私ものってもた)。
そしたら、勝間さんのファンはどうするだろうか?
勝間さんの話したかった事を全力で話すんでないだろうか?
TVで流布するよりそっちの方が浸透度が期待出来ると思う。
勝間さんにとって集金はかけれないけど、うれしい反応が起こるのを目の当たりにするだろう。
今のところ勝間さんのブログにはそんな内容書いてないけど。
本当にそうなればお金よりもうれしいよね。
って、事で勝間さんが言っていた幸せ論とも合致。
ネットで「勝間さんが言いたかったのはコレ」みたいに書いてる人もいるんじゃなかろうか?
その記事が匿名だったとしたら見た勝間さんはうれしくない?いやうれしいと思う。
「お金じゃない」「自分の社会への影響力ウンヌン」なので、Win。
ひろゆき氏はそもそもTVに何も期待していないし、
コストパフォーマンス的にWin。
なので、Win-Winが実現するんじゃないかな。
放送局もギャラを上乗せしてなかったら、さらにWin-Win-Win。
とても興味深い動画でした。

「勝間さんとひろゆき氏の対談の動画をYouTubeで観て思った」への11件のフィードバック

  1. 今、見てみたけど・・・
    個人的には、
    「どうしてひろゆきさんは、
    この対談に応じてくださったんだろう?」
    ですね。
    資質からして、
    この展開が全く読めてなかったとは思えない。
    ちなみにフィールドが違うのは当たり前じゃないかなあ。。
    だって、一見する限り凡人vs奇才に見える。

  2. >かぼちゃ
    それはですね、かつて2002年にこんな企画がありました。
    > 「2ちゃんねる」 2002年春の新商品!
    > 1 名前: a ◆BI2EKkq. 投稿日: 02/01/17 17:32
    > ■商品番号1:「ひろゆきにおごれる権」
    > 北赤羽からの交通費+飲食費!!!!
    つまりひろゆき氏は、そこの採算が取れてて「面白そう、メリットがあって、これと言ったデメリットが無い」と感じた場合、どこにでも行くんだよ。
    ちなみに、ひろゆき氏の過去の対談いっぱいありますよ。
    ひろゆき氏がなぜ対談に応じたか?の謎のままだけどね。
    ひろゆき氏は大学時代に起業しているので、話が噛み合うと思われたのかなぁ?逆に噛み合わなかったからこれだけ話題になっているので、こえrはこれで良かったと思う。
    これを計算してたのならディレクターはスゴイです。

  3. 私は勝間さんの言い分は、
    「若年層はすべからく起業して限界に挑戦すべき」に聞こえて、
    1億総カイジ状態を求めているように聞こえた。
    若者に負債を植え込むことが目的なのでは?
    また、幸福論についてもかつての男女雇用機会均等法の焼き直しにしか聞こえない。
    かつて女性だった対象が若年層に変わっただけ。
    さらに先に進んでいる部分は人一人にかける負担の量を増やしているように感じる。
    産休などについての議論もその負担を企業に負わせているだけ。

  4. なるほど。。<採算が取れて~どこでも行く
    でも、その「面白そう」っていうところはミソかも。
    実際今回も盛り上がっているし。
    直感で決めてるんだろーか。
    そのへん含めてあまり知らずに言うのもナンだけど、
    引用動画中の発言やら
    自分の知ってる数少ない発言をまとめて考えると
    たぶん彼の方がいわゆる「開かれた」人かと思う。
    別に私は、
    彼や彼女のどちらが好きとかキライとか
    個人的な感情移入は全くないけど
    (どちらかと言えば「興味がない」が近いかも)
    この数十分を拝見した限りは、
    女史が叩かれるのは致し方ないと思うな。
    どうしてその仕事を受けたかなどはさておき、
    受けて挑んだ限り、
    そこで言い訳するのはそもそも見苦しいと思うし、
    ましてや
    その内容が人間性に言及するようなものでは・・・。
    言い分を聞いていて思ったんだけど、
    そもそも彼女は男性自体を信頼してないんじゃないかな?
    トラウマ混みで人を見てないのかな?
    そう思ってしまったんだけど、それこそ偏見かしらね。

  5. >かぼちゃ
    んーそこはどーなんでしょうねー。
    私には言い訳をしてたように感じなかったですけど。
    私にとって勝間さんが諦めて「なぜ議論にならないか?」を分析してたのは、潔さから好印象でした。
    ネット上でも「相手が相手だから仕方が無いよね?」ってなってないかな?
    実は私はこの動画シンドクって、なかなかもっかい観れないんです。
    気が弱い私は心臓バクバクするんですよ。

  6. あ、そういう見方もあるんだ。<潔さから好印象
    そうだよね、受け取り方も人それぞれ。
    どちらにせよ、
    考えさせられるものをくれたから良かった
    ・・・ということにしておこう。
    (本題については全く考えさせられてないけど・・・。)
    私も観たくないっすよ(笑)<もう一回観れない
    ていうか、一回観るだけでもダルかった。
    私の場合、正直馬鹿馬鹿しかったからだけど・・・
    たぶん、ここまで話題になってて、
    かつロボまでがブログに言及してなければ
    一生観てないと思う。
    だから観る機会を与えてくれてありがとう<ロボ

  7. クソTV局が!
    youtubeの動画が消えた!
    ひろゆき氏も記事からリンク貼ってるだろ!
    だからTV嫌いなんだよ!
    広告媒体!

  8. >かぼちゃ
    いえいえ、そんな感謝されても困りますが、ありがとうです。

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