タイトルのワリには私は書籍としての「ダ・ヴィンチ・コード」を読んでない。TVで観ただけで書く。すごいね。私。やはりネタバレ多数。しかも、伝聞多数。自分の言いたい事を書くだけになりそう。その品質は、推して知るべし。
ダ・ヴィンチが何故かありがたがった「マグダラのマリア」って人物なんだけど、この人をありがたがるその価値が私には分からなかったのだよね。小説の方ではその時代のキリスト教ではやっぱりこの人を亡き者にしようって動きが強く真実を伝えられていなかったそうな。で、ときたまダ・ヴィンチは、その事実を知ってしまうのだけど、TVではそれについて「ダ・ヴィンチは科学者として真実を伝えるべく、絵を描いた」と言ってた。で、有名な「モナリザ」や「最後の晩餐」にその思いが込められているし、「モナリザ」の絵には2パターン存在して、一方は単なる肖像画で、もう一方がルーブル美術館に飾られている「モナリザ」でこれが本当にダ・ヴィンチの主張したかったところだと言う。小説を読んだ人に聞くと、やはり同じで「マグダラのマリア」の重要性の主張が行われていると聞いた。
当時のキリスト教では男性上位のキリスト教を作り上げるために、キリストに関わる女性の排斥が行われていて、マグダラのマリアはその中のひとりだと言う。
でも、私にはこの謎解きが全く食い足りない。(以下、ネタバレ多数)
では、何故ダ・ヴィンチはマグダラのマリアを重要視したのか?謎解きのその点は全く薄っぺらい。「聖人も人」だとか、「母は強し」では、全く浪花節である。ついには「最後に愛は勝つ」とか言い出しそうだ。当時の宗教界は強力な力を持っていて、反対意見を述べる事は難しかったと思われる。ガリレオ・ガリレイが当時の天動説を覆す、地動説を唱えたが、結局教会からの圧力に屈している。ダ・ヴィンチが直面した事実はこれよりももっと、スキャンダラスで根源的で、当時の宗教界を揺るがす物だったと思われる。
その事の重大性は、マグダラのマリアがキリストの妻でありキリストの子を身篭っていた事だけで、十分だと言う考えが小説やTVの主張だ。そして、その子孫が今も生きていると前回の放送でやっていた。それで、「聖人も人」とか「母は強し」とか言っていたのだが、それが本当にダ・ヴィンチの主張だったのかと私は思う。私はむしろ、ダ・ヴィンチの暗号はそれだけで無く、もっと深い点があるように思えてならない。
ここからは私の推測である。
私が思うに、キリストは宇宙人で、マグダラのマリアは地球人なのだ。で、混血児が今も生きながらえてるって事は、もともとその2人が同一の遺伝子を持ってたって事になる。つまりは、地球人と同じ遺伝子を持つ種族が宇宙にいると言う事になる。その認識のブレイクスルーの鍵を握るのがマグダラのマリアで、子孫の存在が確認されたら、次はキリストが太陽系外からやってきた宇宙人だったって暗号がどっかヘリコプタとかなんかの設計書の片隅にあるかも知れない。
て、言うか、このぐらいの謎解きがあってもいいと思うのだけど、TVではやれないのかな?キリストの子孫が今もいたとしても、私はなんの問題も感じないし、逆に嬉しい事実に思う。また、キリスト教が事実を歪めて伝えていたのが、修正されるならそれは喜ばしい事だし、歪めた事実も素直に認めれば良いと思う。だれも、損害賠償がどうこうとはいまさら言う事もないんでないかな?で、失われた信仰を取り戻そうと、みんなで頑張れるんでないかな?