8時に羽田発の飛行機に乗るには、
7時半には飛行場に着いていたいなぁ。
と言う事は、秋葉原からは6時半頃に出発したらいいかな?
とおぼろげながら考えて、秋葉原にいた私。
しかし!帰りの電車にどこから乗るかと言う事は全く考えていなく、
電機店街を歩いているうちに、自分がどこにいるのかさっぱり分からなくなってしまい、6時20分頃から激しい動悸に襲われた。
「やばい、飛行機に遅れるかも」真剣にそう思った。
その時点では、どっちに向かえば何線の電車に乗れるのかと言う事は全く分からなかった。
で、辺りを見回すと電車の走る高架が2つ見えた。
私はそれを見て
「多分、この2つの線路の交点に向かえば駅があるハズ」
と、考えた。なんでこんなにサバイバル的な発想が要求されているんだろう?私は何をやってるのだ?とか、まーそんな事はともかく。
そっちに向かうと確かにあった”御茶の水駅”。やったぜ!
でも、ここから何線に乗ればいいのかまた、さっぱり分からない。
で、案内板を見て考え込む。
「いつもは品川と言うところで、羽田空港行きに乗り換えていたので、品川に向かおう」
「でも、品川ってどこだろう?」
「今、ここから乗れるのは何線だろう」
と、考えると、どうやら私の見ているのは地下鉄の案内板で、どうもこれではダメだと直感し、JRの御茶ノ水駅に向かった。そしたら、ビンゴだった。
品川と言う駅にはここから東京駅に向かって、山手線に乗り換えれば行けるのかと分かったので、またすぐに切符を買い、ホームに向かった。
向かうホームの案内看板が一箇所無いところが、あって不安になる時もあったがなんとかたどり着けた。
すると、私の地元では祭りぐらいでしか見ることの出来ないような人ごみに、参ってしまった。
しかし、ここでへこたれてもいられないので、
ホームで電車を待った、そのホームからはどの電車であっても、東京に行くような感じだったけど、いちおう「品川行き」とか言うホームにこだわった。
すでに6時半も過ぎていたが、電車には無事乗れた。
この電車は何故かまるで込んではいなかった。何故だろう??と思った。
そして「次は東京で山手線に乗り換えて、
品川に行って羽田空港だ。間に合うだろうか?」
と考えているとアナウンスがあり、
「東京駅は込んでるから、神田駅乗換えがオススメ」と聞こえてきた。
「込むのはイヤダ」と思った私は、JR神田駅で山の手線に乗り換えれるのか、案内板を見た。
出来そうだったので、即座に神田で降りて、山の手線を探した。
知識として山手線は環状線だと知っていたので、
どっち回転に乗れば良いのか分かるかなぁ?と思っていたが、
そこは私にとって分かりやすく「品川方面」とあったので、
無難にこれに乗ることが出来た。
この電車は比較的空いていて、座る事が出来た。
品川には7時丁度ぐらいに着き、
長井秀和氏の広告に従い
「羽田にはなんとか線だ。間違いない」と乗り換え口に向かった。
すると、7時2分の羽田空港行きが去っていくところが見えた。
「うわぁあああ、やばい遅れた」と思った。
いや別にこれに乗らないといけなかったと言う事は無いのだけど、こういう場面を見るとそんな気持ちになる。
次は7時12分の電車らしかった。
12分までにはまだ時間があったので、飛行機のチケットを取り出し、搭乗手続きは15分前まで!と書かれているのを確認した。
「間に合うんだろうか?」
品川から羽田までの所要時間が私は分からないので不安な気持ちにさせられた。
まだ不安な気持ちもあったが、多少時間もあったし、
御茶ノ水駅を見つける前から比べると安心感が戻ってきたので、
携帯を取り出しmixiに記事を書いた。
その時に書いたのが昨日の「帰路」だ。
7時12分のなんとか線羽田空港行きは、快速だった。
快速と言う事に多少気分が良かったが、
実際はほとんどの駅に止まっていたように思うし、
羽田に近づくと、「これから全部の駅に止まります」とアナウンスされていた。
「マジで?」と思った。
姫路-大阪間の新快速に乗り慣れた私には、なかなか耐え難い快速だった。そんなものなのか?
羽田空港駅に近づくと興味深いアナウンスがあった。
「前より車両は?番搭乗口に、後ろより車両は?番搭乗口にウンヌン」
お!これはJALとANAの搭乗口の違いの案内だなと思い、
自分のチケットを確かめ、JAL側に向かった。
この時見た携帯の時間が7時31分だった。
目に焼き付くような時間だった。
目標の7時半が!と思った。
電車を降りると、すでに37分だったが、
ここからは案内板が良く整備さえていて、
迷う事がまるでなかった。
エスカレータを上がって、搭乗手続きマシーンにチケットを入れた瞬間、物凄く安心した。
座席なんてどこでも良かったので、「おまかせ」ボタンを0.1秒で押した。
お土産を買おうかと一瞬考えたが、
金属探知機を通ってしまおうと、すぐにそこに向かった。
この場所ってなんて言うのかわからない。
ここでまた引っかかると萎えるので、
先にいつもひっかかるベルトを外しておき、無難に通り抜けた。
小松空港行きは、17番の搭乗口だと言う事だが、
なんと12月からどうやら場所が変わっているらしく、
いつもの場所とは微妙に違っていて、
この瞬間もどきどきした。
ここでも案内板を見ながら、17番、17番と進むと、
以前とほとんど変わらない場所に着きなーんだ。と思った。
時間は、7時50分ぐらいになっていた
搭乗口には乗務員のおねーさんが、私の方を向き、
「8時丁度、小松行きでございます」と言うので、
焦っていたのを隠してマイレージ機に、チケットとカードを差し込んで見せた。
そして無事、飛行機に乗り込めた。
飛行機は後半に近づくにつれ、揺れる事はあったが、時間通りに小松空港に着陸した。
その後はみぞれの降る中、駐車場での自分の車探し当てゲームをたしなみ、料金所では想定した額の3/2倍を取られたが、車内では’The NPG / Come On’が鳴っていて、私は「そんなCome Onと言われても、もう今日はどこにも行かないぞ」と帰宅した。この5時から間、私は一切何も口にしていなかったので、激烈空腹だった。
と言うワケで、持ち前のガッツとサバイバル能力を駆使して自宅に帰る事が出来たのでした。
まだ書きたい事があるので
では、後半戦いってみよー。(ド略)