新年に入り、我が家でこの2つの調理家電を買った。
初売りを狙って安く、、、とかそんな事よりもこの2つで作る料理が物凄く美味くて驚いた。
象印 圧力IH炊飯ジャー 炎舞炊き 4号炊き NW-ES07
SHARP ヘルシオ ホットクック 1.0L KN-HW10E
先ずは、炎舞炊きだがTwitterにも書いたが、もの凄いぐらいに美味いご飯が炊ける。
玄米を炊いても美味いし、保温しても美味い。
おにぎりを作って食べたら気を失いそうになるほど美味かった。
うちは無農薬玄米を買って炊くときに適当に精米して炊いて食べている。
無洗米とか慣行農法米はうちではもうずっと食べたことが無い。
うちの食べ方では最高に美味い。
別次元過ぎて最初は別の食べ物を食べているぐらいの感覚だった。
美味いご飯はたくさん食べないでも満足するようで、また小食になりそうだ。
ご飯を200回以上噛むと甘くなるとか言う都市伝説があるけど、1回か2回噛んだらもうそのぐらい甘い。
「糖化ってこれなのか!そしてこれを体は欲していたのか!」とすんなり理解出来る。
家でこれが食べれると思うと外食する気持ちが起こらなくなる、、。
とか言いながら外食してるけど。
まだそれほどいろいろなパターンを試せていないけどこの炊飯器はこれまでの物より炊飯時間が長く、炊飯音が大きい、水が少し多く必要な気もする。
でも驚くほど美味いご飯が炊けるので全部許せる。
洗わないといけないパーツも多くない。
誰もがこれ買ったら絶対にいいと思えるレベルの家電だ。
なんでも炎によるゆらぎを再現しているのだとか、この技術は今後他メーカーや他の調理器具に応用されるのではないか?と思う。
そのぐらい画期的な発明がここにあった。
買って良かったと真剣に思える逸品だ。
ネットで大げさなレビュー記事がいっぱい読めるが、実感するとそれが全く大げさで無かったと分かる。
もうひとつはヘルシオホットクックだ。
今年に入って初売りのキャンペーンを重ね合わせて物凄く安く新型の1.0Lタイプを買った。
初稼働では無難にメニューから選んで具だくさん味噌汁を作った。
「30分もかかるのかいな」とは思ったが、稼働中に随時随時喋るのがちょっと面白い。
使ってる人が忘れないためなのだろうか?
出来た味噌汁を食べて、あまりに美味くてビックリ。
内部に付いてる混ぜアームがポイントなのか!?わからんけど。
まるで「炒め蒸らし」したかのような?か。
手抜き味噌汁のはずが、ハイレベルなベジタリアン専門店の具だくさん味噌汁の味だ。
味噌しか入れてないのに。
その後、大根と厚揚げの煮しめも作ったが、あまりに美味くて妻と一回で食べきった。
手間がかからないのも魅力だが、素材の味を存分に引き出す点は物凄い。
私は入れた食材が均質化してメリハリの無い料理になるだろうと予想していたがそうではなかった。
むしろ一番美味しく食べれる状態にしてくれていると感じた。
またこの調理器がクラウドのサービスに接続し、対応レシピをダウンロードによって増やせるところも非常に面白い。
おかげで我が家にまた料理ブームが来たと感じている。
実際うちで作って食べた料理はこんな感じ。
我が家の食の基準から非常にヘルシー料理だ。
最新の調理器具で伝統料理を作ったぜ、みたいな。
昔々、私がインターネットを始めた1995年頃、雑誌でこんな内容を読んだのを今でも覚えている。
調理器具がインターネットに接続し、食材にあった調理方法をサーバーに問い合わせを行い、最適な調理方法を入手しそれを実現する時代が来る
当時は「何言ってるんだか」「食材に火を通すぐらいそんなたいそうな事をするほどのもんかい」と真に受けて貰えなかったが私は価値ある未来予測として今も覚えている。
そして、それが今や一般家庭で実現する時代が来た。
遠隔操作も便利ではあろうけど、通常では手の届かないようなノウハウにアクセスしそれを実現して見せてくれる調理家電はかつての夢そのものだ。
ある人は「壁掛けテレビ」が未来の家電と考えていたかも知れないが、私は調理家電で考えていたのだ。
ホットクックは「料理の腕前が上がらなくなる恐れがある」とまで言う人もいる。
飲食店等のプロもこの家電を見ればきっと「これはヤバイ、うちはどうなる?どうする?導入する?」と考えるんじゃないだろうか。
私自身つい最近まで、圧力IH調理鍋など「バカバカしい」と購入を考えていなかった。
炎舞炊きもホットクックもそうだが、容量の小さいタイプが発売されたので「現実味あるな」と見てみた。
この規模でこの性能は非常に驚きだ。
給食などセントラルキッチンの現場ではきっともっとずっと前からかき混ぜなどの一部分を自動化した調理器具はあっただろうと思う。
ファミリーレストラン向けに毎月更新のレシピデータ配信なんかもあるんじゃないかと思う。
しかし、今はそれが各家庭に導入出来、さらにはメーカー提供の食材だけではなく各家庭で好きな食材を放り込んで調理をさせる事が出来る。
付属のレシピ本や取説をロクすっぽ読まず、食材の計量もせず目分量で「にんじんはもう古いから今回で使い切ってしまおう」とか適当な分量を入れておきながら、ホットクックはそれを最高の味に作り上げてくれる。
本当に噛み合わないものを入れたらどんな料理が出来るか試してないけど、これまでのカンみたいなものでなんとかなりそうな気がしている。
これはとんでもない未来がやってきた、まずは調理器具からだったとは!と真剣に今感じている。
私はこれまで手料理を作ってきたので、そのカンを用いてホットクックを使っているが、もし料理のした事のない人だとどうなのだろう?とか思う。
ネットでいろいろ体験を読んでみたいと思う。
今後の調理以外のためにもこれを知る事は重要に感じている。