「ある道の駅はベジブロス専門店しか飲食店がない」と聞いたら驚かないだろうか?
それが実際に能登にはある、道の駅のと千里浜だ。
その中のレストランのとののどはベジブロス料理しか提供していない、強気の店だ。
私はこの道の駅が出来た時からこの店で食べてみたくて仕方なかったが距離もあり、なかなか行く事が出来なかった。
あらゆるタイプの人が立ち寄る道の駅でベジブロス料理のみの提供と聞くと、私であっても心配になる。
業務方針が変わる前に早く行かなくてはと、強い脅迫観念を覚えた。
そもそもベジブロスとは?普通聞いた事の無い言葉だと思う。
辞書によれば「vegetable(野菜)+broth(だし汁)」となっている。
ベジ‐ブロス【veg broth】 野菜の皮や芯などを水で煮込んでつくるだし汁。スープや煮込み料理のベースなどにする。
食材がオーガニックでないと良いものが出来ないのは容易に予測出来るだろう。
実は、道の駅のと千里浜のある羽咋市は大変貴重な「自然栽培」を推進している都市なのだ。
「レストランのとののど」は私のようなウルサガタにとって、期待の星に見える。
席に着くとさっそく水と同時にベジブロスのスープが提供される。
写真1枚目の手前。
「ベジブロスとはなんぞや?」を伝えてきているところに努力をとても感じる。
食事メニューの中から、妻と私でパスタを2種類とピクルスを頼んだ。
のとししミートパスタと山菜パスタだ。
なかなかの創作料理でそれと分かっていればとても楽しめる。
山菜パスタの上にはたくわんの千切りな乗ってるあたりが特にいい。
逆に典型的な物を求めていれば「なんだこれ?」となるとは思う。
私は「思わせておけば良い」と思うので、この強気をいつまでも応援したい。
ちなみにこのパスタ、おそらくフォークで食べるよりも箸の方が食べやすい。
カラトリーにちゃんと箸も出てきているので、気が利いているな、と。