「私はがんもどきが好きだ。」
私の想像だけど、これはきっとお見合いのキラーワードだ。
食べ物の好みについて男が”がんもどき”を最上に答えると、女は「結婚しましょう」と答えるに違いない。
がんもどきを知っていればの話ではあるのだけど。
それはともかく、我が家では私も妻もがんもどきに好印象を抱いている。
私は以前、大麻についての本を読んだ時に「がんもどきには麻の実が入っている」と知って好きになった。
妻はアフロヘアのジャーナリストである稲垣えみ子さんの本で読んでからがんもどきを求めるようになった。
以来、近くのスーパーで品質の良いがんもどきが安売りになっていると、ほぼ必ず買って帰っているような状況だ。
そして調理はオーブンで焼くだけだったりする。
それに醤油をかけて食べるだけで最高に美味いのだけど、今回は大根があったので大根おろしを付けた。
タレには前回の冷やし中華のタレが余っていたのでそれをかけてみた。
物凄く高級料理のように感じる味覚になった。
最高だった。
がんもどきの良さの分かる伴侶が見付かると絶対に幸せになれると私は断言するね。
がんもどきもいつまでもこの品質を守って存在して欲しいと願う。
世から消えていく物の多い中で、がんもどきはあと100年ぐらいは持ちこたえて欲しいと思う。
がんもどきを自作するのはさすがに大変なので。