もしマクロビオティックに基づくジュースベンダー(自動販売機)があったなら、多くの人が救われるんじゃないか?と思った。
毎日数本の缶コーヒーを飲む人が玄米コーヒーやタンポポコーヒーやゴボウ茶や味噌スープに変えたなら?
きっと体調の変化は起こるだろうし、それは健康方向に向かうだろうと私は想像する。
缶ジュースやペットボトル飲料は日々大量に消費されている。
それらは非常に不自然な環境での保存に対応した作りになっている飲み物で、人体に入った時にそれはいったいどのように作用するのか非常に疑問なレベルだ。
温かい缶コーヒーが自動販売機の中に何日も温かい状態で保管されている事を思えば、その異常性に気が付くだろうか?
例えば炊いたご飯を炊飯ジャーで何日も保温すれば、ご飯は変色し異臭がしてくるだろう。
しかし缶コーヒーは化学反応が早まるような温かい温度でもその品質を保てるように作られている。
物によってはミルクすら入っていると言うのに、変質しないのは不自然に感じないだろうか?
「これは飲んでいいのか疑うべき飲み物だ」
私はほんの最近になってようやくこれに気が付いた。
一方、マクロビオティックである。
本当に良い食べ物を示しておきながら、なぜか同じ方向に向かう事が多い。
マクロビオティックに基づくレトルト食品には矛盾に立ち向かう気概も感じるが、「便利な形で食品を提供したい」と言う思いは、どうもこの大量消費社会の発想と同じに見えて仕方ない。
酵素だかエキスだかの開発に恐ろしいほどのコストを費やしたと聞くが、そしそれがジュースまたはスープの自動販売機だったらどうだったであろうか?
世には1日に缶コーヒーを2~3本飲む人もいる。
健康を気にしてか彼らは「微糖」を選んだりしているが、なんとかロースだとかなんとかファムと言った人工甘味料を好んで摂取する事になってしまっている。
今、私みたいな健康オタクが自動販売機やコンビニで「本当に飲む物が無いなぁ」と立ち尽くす代わりに、自販機にでサクッと三年番茶や玄米コーヒーや梅醤番茶や味噌や野菜や海藻のスープが手に入ったんではなかろうかと。
缶でなくて、紙コップでいいし、濃縮液を薄めて出すのではなく、乾燥したジュースやスープの素を購入時にお湯で戻して出してくれたらいい。
食品衛生法的にどうだか私には全く分からないが、もしこの形態なら非常にヘルシーなものが提供出来るのではと私は思った。