予想「かぐや姫の物語」姫の犯した罪と罰

ジブリ映画「かぐや姫の物語」が今日公開になる。
なんでも元々の竹取物語では語られてない、姫が地球に落とされる事になった罪と罰をも描いた作品になっているとか。
そしてその予想をしている人がネットでちょくちょくいるとの事で、「じゃぁ私もしてみようかな」と。
まだギリギリ公開前だし。
先ず、姫に科せられた罰の重さは重大と考え、罪は相当の物だったと私は考えた。
そのぐらいの罪の重さだと、物語としても面白味があるよね。
そしてそれは個人的なレベルではなく月世界の政治や文化に影響を与えるほどのものだったのでは無いかと。
次に、月世界の文明レベルは現代の地球を超えるものだと考えた。
竹に胎児を埋め込むほどの科学力があり、人の成長や老化をコントロール出来、そしてUFOがメジャーな交通手段になっている。
月の出生数は完全にコントロールされており、極少に抑えられている。
そして、月は地球とは異文化世界であり、月の住人達は地球文化をあるべき状態では無いと考えている。
この立地点から私はかぐや姫の罪と罰を考えてみた。


ここから私の予想。
月では自由意思を持つ事自体が罪。
月は自由な思想を許さない、効率重視の超管理社会。
人イコール歯車、認識。
自由意思は月社会に混乱をもたらし、政治犯として重い罪になる。
人は月に普通に生まれてくると、親から小さいうちに薬を飲まされ自由意志を奪われる代わりに永遠の命を手に入れる。
しかし、かぐや姫はその薬「不死の薬」を親から飲まされずに育ってしまう。
月で自由意志を持って育ったかぐや姫は、その自由意志から、自由恋愛を行う。
さらに自由恋愛を推奨し、月社会でそれを広める。
結果、コントロールされていない子供達が次々と生まれる。
月社会において堕胎や死刑も罪と考えられていてかつ、人口増加は大きな危機となると考えられており、かぐや姫とその両親(家族?)は大きな罪を問われる事になる。
両親は月に囚われ、かぐや姫は罰として自由意志を持ったままの文明を構築している地球に落とされ、自由意志の悪を学び、自由恋愛を否定する人間にとなって月に戻れる事となる。
なので、かぐや姫は地球で求婚相手を煙に巻き断ると、月からの使者が現れ月に戻れる事になる。
かぐや姫は地球で老夫婦に不自由なく育てられ、さらに自由意志を発達させ、月の実両親を助けに戻りたいと考えるようになる。
そして、かぐや姫は求婚をすべて断り、その事が月にも届き使者が迎えに来る。
月の使者はかぐや姫に「まだ自分の心に不安があれば、この薬を飲みなさい」と不老不死の薬を渡す。
かぐや姫は「自分には不安は無い」と告げ、
育ててくれた地球の両親に「もし別れがあまりに辛いのであれば、この薬を飲むとハイになれるよ」と不死(&心を無くす)の薬を渡す。(いまいち意味不明か)
SF映画「リベリオン」の世界そのまんまになってしまったけど、どうだろうか?
映画の中で月に戻った後、かぐや姫はどうなるのか?も興味深い。
月の人達は「かぐや姫は不死の薬を進んで飲むであろう」と考えるが、かぐや姫は「ヘンプ(産業用大麻)を栽培したい」いや違った「永遠に心を奪われる不自由よりも、限りある自由を私は選ぶ」と、、、。
そして実はかぐや姫自身、コントロールされた出生ではなく、両親の自由恋愛によって生まれていた。
あ、するとラストは必ずアンハッピーエンドになってしまうな、、、。
でも、ジブリはハッピーエンドにこだわらないハズだし、それもありか。
それか、ハウルの動く城のように不条理能天気系ハッピーエンド?
私のこの予想だと、SF作品にあまりにありがちな話なので、ちょっと面白くないかな。
「火垂るの墓」を作った監督がこれで納得はしないだろう。
実際の映画はどうなのか?また割引の日に妻と観て来たい。

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