今日、久々に映画館で通常料金で映画を観てきた。
今日は何かとやる事があって疲れてて夕方になって暇になったが、この映画をレイトまで待ってられず、私にしては珍しく通常料金で飛び込んでこの「蝉しぐれ」を観てきた。「蝉しぐれ」は以前の「たそがれ清兵衛」や「隠し剣 鬼の爪」と同じく藤沢周平氏の原作。監督は違うのでちょっとこれまでと肌触りが違って感じた。
で、この映画に私はシビレテしまった。前半は、なんだかかいつまんだような話でクサイ芝居で「やな映画だなぁ」と思ってたら、後半になるつれストーリーはうねり出し、主人公は運命に押し流されていく。これを観ている方の高まりはとどまるところを知らない。ついにはスタッフロールが流れている間、誰一人として席を立つ人がいなかった!私も久々に映画館を出るのが恥ずかしいぐらいに泣いた。
私が思うにこれは、男が観て男が泣く映画だと思った。ここを観てる男性の方は「蝉しぐれ」を心のどこかに留めておいてね。私のお薦め映画だから。
ラストのラストまでタイトルの意味が分からないのだけど、最後に分かる。気が付くと「あー!」と思うと思う。つまり最初からそう言う事だと。この映画2度観ても楽しんで観れると思う。
ただ、クサイところは本当にクサイので注意。クサイのもうちょっとどうにかならなかったものなのか。>監督