Beep復刻版


実は気持ち的には「買わないとイカン!」と思っていたけど、存外に高かったので今になってしまった。
私は「Beep」をリアルタイムの読者だった。
「Beep」を最初に買ったのは、母がこれを見つけ「ゼビウス」のマップが載っていたからだった。
今、見ればそれは「Beep」1985年2月の創刊第2号だったのではないかと思う。
この辺記憶があいまいで情けない。
母曰く、
「いつも同じ場面でやられてる。ゲームに対してでも、学習せんといかん。」
みたいな事を言っていて、そのポリシーに「Beep」が適合したのだと思われる。
私は買い与えられた「Beep」を穴が開くほど読んだ。
結果的に、ゲームに対する姿勢について「Beep」の影響を多大に受ける事になった。
ゲームでも真剣に取り組み、製作者の意図を読み取り、遊びつくせ。
そんな当然なようで、あまり語られないゲームに対する思想が「Beep」にはあった。
で、「Beep」を一度読んでしまうと、後のゲーム雑誌が全然物足りなく思えて仕方なかった。
そんな「Beep」読者を指して「Beeper」と言う言葉があったような気がする。


と、ここまで理性的に書いてきたけど、こりゃダメだ。
「Beep復刻版」シビレル。ナイス過ぎる。
なんつーか、このマップがいい。しかも、攻略マップ。
攻略マップには、なんかメモの書き込みがある。これ。
すると、ゲームが無くても見ただけで、イメージトレーニングが出来る。これ。
当初の目的はそんなだったと思うのだけど、
これが今見ると、激しく懐かしくて、しかも当時のゲームをよく思い出す。
手ごたえを思い出す。シビレル。
小学生だった頃の私は、記憶力爆発で、マップなんて無くても、丸ごと頭に放り込めた。
で、頭の中でイメージトレーニングが出来た。
例えば、ゼビウスで自分の進んだ事の無いシーンまで進んだとすると、そのマップをすぐに覚え、やられてマップが戻った時は記憶から対策手順を考え、攻略に当たった。
これが想像力の鍛錬になったと激しく思う。
今のシューティングゲームでは、自機がやられてもマップは進み、下の方からモコッと自機が出てくる。これはイカンと私は激しく思っていた。
でも、その理由が分からなかったが、「Beep復刻版」のマップを見てそれに気が付いた。想像力だ!これだ。これが楽しみを引き出すポイントなんだ!?よくわからんけど。
つーか、推論と結論が合ってるか?>私
それから、昔のゲームは高価で、なかなか手に入れれない物で、身近に無いゲームについては、雑誌の記事を読み、ゲーム画面を眺め、激しく想像した。
そして「Beep」はまるでそれを押しするように、説明に必要な技術的な用語は遠慮無く使っていたように思う。
あっと、それより、キャラの名前だな。
きっと「Beep」には「始めに言葉ありき」みたいなルールがあったんでなかろうか?
ゲーム中のキャラの名前がもし、ゲーム中に出てこなかったら普通プレーヤーからはそれは無名の長物でしかないが、「Beep」にはそれらにもちゃんと名前がある事が書かれていた。
これは、ゲーマー同士のコミュニケーション時、に「あの敵、あれだよあれ、あのゴキブリみたいで、やりにくいやつ!」とかしか言えなかった物が、「テラジってタイミングがずれると全然倒せないよね。」みたいにスマートにいく。
「Beep」そういった事がちゃんと分かってて、このスタンスを取っていたと思う。
今でも「プラグザカート6連発」とか「アイアンメイデン」とか、「IDA2」とか言われると「あーあの場面か」と思い出す。
言葉とはかくも重要かと思わされる。
なんかもう、興奮してアレなので、読み返してもないけど、これで最後の話題としてこれ。
何年か前に、2chのレゲー版のゼビウススレに遠藤雅伸氏が降臨したと騒ぎになっていた裏で、「Beep」スレに当時のライターさんが降臨して、騒ぎになっていた。
そこでこの「復刻版」の話が持ち上がってた気がするんですけど、私の気のせいですか?
もう、ログとか、私の手元にはないのだけど、探すとあるのかな?
なんだこの最後の話題は。ばた(おやすみ

「Beep復刻版」への4件のフィードバック

  1. ノンストップで今まだ「Beep復刻版」を読んでるのだけど、付録の「復刻号」に”Beeper”についての解説があった!
    やっぱり、他の雑誌の読者との差別化を図った言葉で、創刊号から用いられてるだそうな!
    いえぇー!シビレルー!やっぱ「Beep」、すごい雑誌だよ!ぎゃー!

  2. >いえぇー!シビレルー!やっぱ「Beep」、すごい雑誌だよ!ぎゃー!
    うーむ、このテンションの高さからして、きっとロボ兵さんは、抱えているプロジェクトが火を噴いていて、現実逃避モードに激しく突入した!に1万ペソ!!えっ、違うって??
    Beepとはまったく関係ないが、ベーシックマガジン(通称べーマガ)が休刊になったって知ってた?
    俺、最近知って、ショックを隠しきれない友人の隣で
    あんなくだらない雑誌がまだ続いていたのか!
    っと妙に冷静な気分になった。
    しかし、最近、コンピュータ関係の雑誌は淘汰が激しい。
    技術的にしっかりした内容の雑誌はどんどん消えていくのが
    かなしいところだ。

  3. >いえぇー!シビレルー!やっぱ「Beep」、すごい雑誌だよ!ぎゃー!
    >| ロボ平 | 2004/06/27 4:10 AM |
    うーむ、朝の4:10に書いているのか、
    〔この時点で思ったこと〕
    ・・・大学生じゃあるまいし

  4. いやー、「Beep」はナイス雑誌だったし、そりゃー朝にもなるだろうよ。
    実は、付録のCDをヘッドホンで聞きながら読んでて、あまりに懐かしくて嬉しかった記事を読むと涙がこぼれそうになってたさ。
    やー、小学生の頃にこんな高尚な雑誌を読む事が出来たなんてなんて幸せなんだろうと思った。
    FM-TOWNSも最後の方に出てたよ。>かっぱ
    ちなみにプロジェクトは順調さ。

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