一時期バタバタしてた時に大戸屋さんに続けて行っていた。
無化調なので我が家の食基準的にセーフなありがたいチェーン店。
私はここぞとばかりに魚の定食を食べていた。
で、煮カレイを食べ時にふと思った。
「魚の料理って私は全く平気だけど、箸が上手でない人には物凄くメンドクサイ食べ物なのでは?」
そう思うと急に、大戸屋って攻めてる!と感じた。
箸技術が必要無い鳥カラ定食とかに比べ売れ行き的にも決して良くないだろう魚の定食を提供し続けている。
サバやシャケはまだ食べやすいとして、しまほっけは骨がいっぱいだし、カレイなんて表裏キレイに食べるのは難し過ぎるだろう。
大戸屋は「食育」を掲げているが、ここから本気さが見えた。
私は箸は物凄く大事に考えている。
早く日本もワケのワカラン支配から独立して、自由になり、本来の文化「箸」を取り戻して欲しい。
箸を満足に使える人の少なさは本当にうんざりするレベルだ。
年老いた人でもギョッとするような持ち方をしている人を見かけるし、子供もお手本が無いので正しい持ち方を学べない。
もちろん学校では箸の持ち方を教えない。
昔で言うところの教育ママは、学校の勉強はしろと言っても、箸の持ち方を教えるんだろうか?
食の安全安心、健康自然志向のママはどうだろうか?
人生で箸を持つ回数を考えて欲しい。
箸を持って物をつまむ事に苦心していたのでは、日々の生活の中からストレスが消えない事になる。
それを簡単に出来るようになる事には多大なメリットは無いだろうか?
「多少おかしてくて口まで運べれて食えていればいい」「強制すると一時的に子供が泣き叫ぶから」とか言って避けて通ればいいものだろうか?
掴んだ!外れた!掴んだ!外れた!掴んだ!外れた!掴んだ!持ち上がった!口から迎えにいってやっと食べれた。
大の大人でもこんな事をやっている人をしばしば目にする。
こんな人が切り身じゃない魚など食べるまい。
大戸屋は攻めてる!
箸文化を取り戻したい。
箸作法でも、箸マナーでもなく、それは箸技術でいいので。