字が上手くなる方法を模索中、大興奮の本に出合う


字が下手でちょっとコンプレックスのような感じの私。
手っ取り早く字が上手くなれないかと思い、先ずは書き順を正す事を思い付き、この本を借りてみた。
軽い気持ちで借りた1冊だったが、機械的に書き順を羅列する淡々とした本では無く、燃え上がるような情熱を持って書かれた本で、解説を読むと大興奮してしまう内容だった。
最近手にした中で最高レベルのオススメ本だ!


この本の著者は文部省(現:文科省)が筆順を定める上でその要綱をまとめた人物だった。
しかし、著者の意向とは裏腹に文部省は一部で勝手な筆順を決めてしまい、その弊害が出ていると書いてる。
楷書と行書と草書の関係が解説されていて、私はこれを読んで「パソコンの表示フォントを行書にしたい!」と思った。
と言うのも、楷書と行書では筆順は全く同じで、草書は違う場合があるからだ。
トメハネハライと筆順を手っ取り早く参照するには、パソコンで行書体のフォントを見るのが何より早いと考えたからだ。
私の書く字も筆順とトメハネハライを意識すればもっと見れるものになるだろうと考えている。
しかし、パソコンの行書フォントは自の大きさに不自然さがあり普段使いには向かない感じがして、仕方が無く明朝体にしている。
明朝体等の活字も筆者によれは自のバランスが活字用に狂わされているのだとか。
字のお手本としてもこの本は非常に参考になり、日本人の品質意識や徹底的さも感じられ心地良かった。
この本で確認した結果、私は感じの筆順どころかひらがなの書き順すら間違っていた事が分かった。
「も」や「せ」の書き順を見て「あっ!そうだったかも。」とも思わなかった、「えっ!そうだったの!?」と。
そしてトメハネハライを書くと、私の書いた字が急に”字らしく”なった。
即効性があった。
この本を手にしたのは字が下手である問題への対策としてもっともだったと思えた。

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