私の”限定”漫画ベスト10、限定とは!?
それは私が今年ハマった「まんがで読破」に限定する意味です!
まんがで読破:
http://www.eastpress.co.jp/manga/
世界の歴史的な名著が漫画でサックリ読める、ありがたいこのシリーズ。
シリーズ100冊を超え毎月新刊が発表されている。
「学生時代に読めなかったなー」とか思う名著が漫画で読めるとなれば、私のコンプレックスに直撃!
これは読んでしまう。
ありがたいことに、これが本屋さんにっよってはカバーがかかっていない場合があったり、図書館にもあったりする、と言う事でタダで読める。
これは片っ端から読んでしまう!タダの範囲で。←私らしい発想
私の住む金沢市の市立図書館にも現在約120冊のまんがで読破シリーズが所蔵されている。
まんがの企画としてはよくある部類だと思うけど、このシリーズは作風が現代風でかなり読みやすい。
原作を大胆に崩していたり解説が付いていたり、ストーリー仕立てになっていたりと工夫されていて読みやすい。
そうでない場合ももちろん無きにしも非ずではあるけど。
原作が小説の場合は忠実に漫画化しているようだけど、論述系となると物凄く改編されている。
私もまだまんがで読破シリーズを全部は読めてないけど、100冊は読んだので、この”まんがで読破”シリーズのベスト10をここに書きたいと思った。
10.『エミール』ルソー著
9.『復活』トルストイ著
8.『茶の本』岡倉天心著
7.『蟹工船』小林 多喜二著
6.『立正安国論』日蓮著
5.『古代への情熱』シュリーマン著
4.『ソクラテスの弁明』プラトン著
3.『夜明け前』島崎藤村著
2.『明暗』夏目漱石著
1.『アンチクリスト』ニーチェ著
まんがで読破オススメです!
以下、かいつまんでコメント。
『エミール』は教育論。
当たり前が当たり前でない現代に冷静には読めないかも。
『車輪の下』も合わせて読むといいかも。
『復活』はラストに驚き。えっ!?これが言いたいがための話だったの?と。
ロシア人の大事な国民性を知る事が出来ると思う。
『茶の本』は他の日本文化についての作品の中でもとても秀逸。
ストーリー仕立てで読みやすく、自分も日本人であるがばっかりに気が付いてなかった点をたくさん気が付かされる。
『フロイスの日本史』『菊と刀』も合わせて読むといいかも。
『蟹工船』はハードコアプロレタリア文学。
ブラック企業物作品として天井を突き破ってる。
『共産党宣言』も合わせて読むといいかも。
『立正安国論』は解説がたくさん入って分かりやすい。
日本の仏教ってこうだったのか!と言う視点を教えてくれる。
手塚治虫著『火の鳥 太陽編』も読んだらいいかも。
『古代への情熱』は男が熱くなる系の伝記。
男なら読むべし、熱すぎる情熱に大興奮するハズ。
『昆虫記』『解体新書』も合わせて読むといいかも。
『ソクラテスの弁明』は原書も読んだけど、この分かりやすさはありがたい!
そうだったのかーと改めて分かった点多数。
映画『アレクサンドリア』も合わせて観たらいいかも。
『夜明け前』は驚きの歴史観の記録。
当時の雰囲気を知るためにとても貴重と思う。
『明暗』はとんでもない場面でまさかの絶筆。
この先どのように展開したのだろうか??物凄く女性が魅力的に描かれている作品。
『アンチクリスト』ド直球のキリスト教批判に絶句必至。
あまりの衝撃に私は現代語訳の『キリスト教は邪教です』も読んだ。
『ツァラストラかく語りき』と『人間的な、あまりに人間的な』を私はまだ読んでない!読みたい。
その他の心に残った作品。
『堕落論・白痴』
『舞姫』
『わが闘争』
『阿Q正伝』
『病床六尺』
『ブッダのことば』
『フロイスの日本史』
『車輪の下』
『イリアス・オデュッセイア』
・・・
これとは別にMANGA BUNKOでは
『動物農場』原作:ジョージ・オーウェル 漫画:武井宏文
が素晴らしかった!これは買ったし、原作も読んだし、アニメ映画も観た!
まんがで読破に著者のSF作品『1984年』もあるけど、これは原作を読んだ方がいいね^^
さらに『1984年』と合わせてべきなの読むのは『宇宙戦争』。
これはいつもの世界の資産をドブに投げ込むゴロツキ連中の計画そのものを書いているので、現代の必読書!
軽い気持ちでやろうと思った、まんがで読破ベスト10だったけど、選ぼうとしたら20ぐらい軽く出てくるので、ついにはコメントしやすいものを選んでしまった。