WOWOWぷらすと「プリンスはなぜ偉大なのか?」を観た @wowow_plast

超久しぶりにPrinceネタをブログに書く。
映画「SIGN “O” THE TIMES」鑑賞以来だ。
この月末にPrinceの新作アルバムが出る事から、こんな番組が放送された。

【WOWOWぷらすと名作アーカイブ 2014.8.25】プリンスはなぜ偉大なのか?

プリンスのキャリアを振り返りながら、その才能を分解する。プリンスはなぜプリンスなのか!?
【出演者】西寺郷太さん、東美樹さん、丸屋九兵衛さん
全長2時間超のプリンスについて語りっぱなし、かつ音楽無し。
こりゃスゴイ番組が作られたものだと、ビックリした。
そしてプリンスを語る2人が驚くほど詳しい。
さらにプロの目で観たPrinceの感想が非常に興味深かった。
この曲は誰々の影響だとか、ルックスは、時代背景は、Princeの技術は能力は、この時のPrinceを取り巻く環境は、この時のPrinceの戦略はウンヌン。
それが2時間で収まり切らず最後には「準備した話題の1/5」だとか!?
私、思うにもっと少なかったかも!
本当に「好き」で、「尊敬してる」「感謝してる」って伝わってくる。
そして、興奮している事も。
”本当の好き”を知らない人はこれを観たら絶対にいいと思う。
そんな感じの番組、私は観ていて本当に嬉しかった。
とてもいい番組だった、万人向けでは無いかも知れないけど、全くPrinceを知らない人でもこれを観れば「なんだそのプリンスって、変人は!?」と興味を持つと思う。
そして、Princeの作品に触れて貰えれば、その生き様が伝わると思う。
「あ!人生ってPrinceみたいに生きてもいいんだ」そう気が付いて貰えたら私は嬉しい。
って無茶か。
でも、Princeって奇特な人の存在を知って貰えただけでも私は嬉しい。
Princeの人生への回答のトンデモなさはその次でいいので^^
書くの忘れてたけど、Princeはアメリカのロックミュージシャンね。
今度出る2枚のニューアルバム、本当に楽しみ。
番組は話題が終わりきらず、「おかわり」が9/22に予定されてる。
9/22「WOWOWぷらすと」でプリンス特集第2弾『プリンス、おかわり!』が放送決定!
放送時にリアルタイムにツッコミが入れられるのかな?次回はリアルタイムに観て、コメント入れてみたい。
ニコ生?なのかな、私システムがいまいち分かってないのだけど。


以下、番組中で出た話題の中で細かい私の気になったところなどなど。
・ワーナー内部のPrince大好きスタッフの存在について。
番組の中では「歌詞対訳の質がいい」と出て来てた。
確かに歌詞対訳は曲が届いていない時点で、歌詞だけを見て作らないといけない場合があると聞くが、PRINCE大好きスタッフはちゃんと曲を聴いて丹精込めて対訳を作っているように感じる。
私自身、最初に「Princeと言うミュージシャンは普通じゃないぞ!」と思ったのは、歌詞対訳によってなので、この仕事は素晴らしいと思う。
その情熱により着実にファンを増やしたと思う。
またこれに繋がる話題で、日本盤には輸入盤には付いていない歌詞カードが付いている場合がある。
これは聞き取りによって作成されていて、「間違ってたらごめんなさい」と注釈が付いている。
それはベスト盤の3枚目「THE HITS / B’SIDES」や「THE GOLD EXPERIENCE」の”P. Control”でも行われている。
とてもありがたい仕事なので、番組でも紹介して欲しかったなぁと。
時代によってはプリンス・ファン・クラブによる作業もあったとか。
インターネット時代になるとまた状況も変わり、、、^^
・”POPLIFE”に入っている謎の雑踏音が「ローリングストーン前座時の音源説」って聞いた事があったけど、「ボクシングのプリンスの好きな選手が勝った瞬間の音声説」とも聞いた事があった。
これを機会に改めて聴いてみたが、やっぱり何の音源なのか分からなかった。
「ガラの悪い歓声だなぁ」と言う印象を今回は受けた。
確かにこの時の音源はあったら聴いてみたくはあるけど、、、恐ろしい。
演奏された曲目にはローリングストーンズのカバーがあったとか。
2日目の観客は投げる物を準備していたとか、、。
・Princeがキリスト教の影響を強く受けている事、そして歌詞にもかなり多くそれが盛り込まれているけど、それがすべて受け売りではなくてPrince自身による理解に基づいている事。
Princeの歌詞が難解な場合があるのは、一般的な常識と一致しない聖書の独自解釈があるため。
例えば”Temptations”や”Anna stasia”、アルバム「Grafitti Bridge」丸ごと。
ちなみに、私はPrinceのエホバへの入信は私は理解できていなくて、これによってPrinceにとって何が解決したのだろうと??と今も謎。
・Princeの多作さや共作・参加曲や提供曲の多さはデータとともに示されてたら良かったかなぁ。
アルバムの枚数、発表頻度、シングルの枚数、曲のVersionの数。
またカバーされている量や、一般的に良く知られている曲で実はPrinceの作曲の曲の紹介とか。
K1に使われた”Endorphinmachine”の紹介のように、例えば、”WHEN YOU WERE MINE”や”Manic Monday”や”Nothing Compares 2 U”。
TOM JONESが”KISS”のカバーを歌いまくってるとか、キビシイ話題かな??
~ ~ ~
個人的な感想も少し書いておこうかな。。。
噂や都市伝説的な事も含めて、、、
・Princeの曲の歌詞から読み取れる事が語られると視聴者も確認可能なのでいいかな?
紙に書かれていたりするのでなおさら音についてよりも率直で分かりやすいかな?と。
“She Spoke 2 me”や”Sometimes it snows in April”が例に挙がっていたけど、たくさんの例が挙げられると思う。
“If I was your girlfriend”や”I wanna be your lover”や”I would die 4 U”などに見られる変身願望。
または”何時何分”や”何分経過”、”何日”のような時間の表現が多いとか、
・過激な性的歌詞が多かったのも、実は音楽シーンへのインパクトを考えた戦略だったとか。
番組の中では”LADY CAB DRIVER”が出て来てたけど、その前にも”DO ME, BABY”と言う聴くのに困る曲がある。
一番困るのはやはり”Orgasm”で、”Pope”や”Gett Off”も喘ぎ声に困ってしまう。
・Princeの歌詞に見られる一時期の結婚や伴侶や子孫への憧れ。
そして起こったその喪失、、、。
ローリングストーンズ前座事件のように大きな影響あった出来事だと思う。
・”Purple Rain”の歌い出しがJohn Lennonの”Woman”の歌詞と全く一致しているのも偶然では無いと思う。
・マイケルとPrinceの共作は発表されなかったけど、マドンナとのデュエット曲は”Love song”があるよ!
マドンナのアルバム「Like a prayer」に入ってる。
聴くと、86年頃のPrinceそのもののヴォーカルが聴ける。
でも、同時にスタジオに入って撮ったんではないんだとか?
・映画「グーニーズ」も知らなかったけど、”Cristopher tracy”が車の事だとは!初めて聞いた!この視点、私も試してみようと思った。
・マイケルの息子の名前もPrince、マイケルのおじいちゃんもPrinceだとか。
で、マイケルの映画「Moon Walker」にはこれを使ったジョークが入ってる。
マイケル「バブルス(ペットの猿)はどうしてる?」
スタッフ「Prince(息子)のTシャツを着せました」
マイケル「Prince(ミュージシャン)の!?」
・映画「プリティウーマン」でジュリア・ロバーツがお風呂でPrinceの曲”KISS”を歌うシーンは有名。
最初、台本には別の曲が書かれていたけど、それをジュリア・ロバーツが”KISS”に代えたとか!?
・そう言えば私の知ってるネタとしては、ゾンビコメディ映画「ショーン・オブ・ザ・デッド」で迫りくるゾンビに向かって、投げようと手に取ったレコードについてのやり取りにこんなのがある。
「パープルレイン」「絶対にダメだ」「バットマンのサントラ」「残しておけ」。
・個人的には私の大好きなアルバム「Dirty Mind」についてコメント無かったので、ちょっとショックだった。
・正確に伝えられるハズの普通の事が間違ってたりしたのは最初ショックだったけど、まぁ仕方無いかなぁと。
聴く側の宿題って事で理解しようと思った。
・「噂話」「都市伝説」レベルの事も結構あったと思うので、その「信じるも信じまいも・・・」ってコメントがあったら良かったかな。
・PrinceはLOVESEXY TOURのインストメドレーでマイケルの”The Way you Make me feel”の一節をやったりしてたよ!
ジャネットの”What Have You Done For Me Lately”についても、なんか一時期コメントしてたり??
・Princeの身長については、番組で言っていたよりももっと低い説もある、、、。
・曲の中の謎の音は、実は映像があってそこの効果音になっているとか。
Princeは未発表映像作品も恐ろしい数を作っているらしいが、すべて秘密の倉庫に仕舞われて行ってるとか。
曲の中の謎の効果音はその名残で、ビートルズの影響?なのか何故か消してない。
“P. Control”に入ってる謎の車のブレーキ音など。
・アルバム「Diamonds & Pearls」が”もし収録時間46分だったら?”と番組内であったが、
私はこのアルバムは当初10曲で作られていて、終盤になってラストの3曲が継ぎ足されていると思ってる。
音質の違いから、おそらく録音時期の違いがあるのだと。
もしかしたら、日本で録音された曲だったりして?分かんないけど^^
・アルバム収録時間の話題で言えば、アルバム「1999」の最初のCD化時には、「LOVESEXY」1トラックよりも困った事に”DMSR”が省かれていた。
当時のCDの収録時間が今よりも短くて仕方無かったそうだけど、これはヒドイつれない仕打ちだった。
今は”DMSR”も収録されているけど、今度はこの曲だけ音質が違う。
うーむ、なんでそうなるのかなぁ。。。
・アルバム「Diamons & Pearls」と「O(+>」は物凄くバンドメンバーに出番を作ってる感じ。
この時の映像作品をみるとよく分かる。
“Sexy MF”なんか特に1曲でそうなってる。
Princeがバンドを楽しんでて、感謝していたんだと思う。
時にPrinceにはワンマンなバンドリーダーと言う印象があるみたいだけど、そうではない面も多分にあるよ。
Princeは作業量が他の人よりも多いので普通よりそうなって見えてしまうんじゃないかなぁ。
・Princeのギネスブックに載ってる項目も話題としていいかと思ったけど、そう言えば契約金額やPurple Rain Tourの記録って更新されてないのかな?私は追ってないので分からないや。
一回書いて公開して、また非公開にしていっぱい書き直してしまった;;
もう朝になるので、この辺で~
ふと思い出した。
ニューアルバムには”Extralovable”は、、、入って無いなぁ、、、。
さすがPrince;;
“Screwdriver”もだ、、、。

「WOWOWぷらすと「プリンスはなぜ偉大なのか?」を観た @wowow_plast」への6件のフィードバック

  1. さらにまた思い出したので。
    ・「We are the world」をPrinceが断った話ばかり強調されてたけど、Princeはアルバムに1曲提供してる。
     4 The Tears In Your Eyes
    ここでしか聴けない希少曲で、さらに別Versionがベスト盤「HITS」に収録された。
    TV放送でのVersionと言われているが、別の録音と言う人も。
    ・番組の中でPrinceの「3枚組アルバムを作ろうとしたら、認められなかった」エピソード、、、いくつかあるのだけど。まずは「Purple Rain」がそうだし、「Crystal Ball(Pre-Sign "O" The Times)」も。しょうがなくて曲をバラで発表したり、提供曲にしたり、お蔵入りしたり、、。
    つまり当時、Princeは人に聴いて貰いたいポイントが「曲調長くないと伝わらない」ところだと考えていたようだ。
    いつしかアルバムは本で言えば「目次」で、Singleが本編のように考えるようになったのかな?
    #ちなみに「Sign "O" The Times」は運が良ければ、CD-R1枚に焼ける。
    #「Crystal Ball」は50分×3枚なので、上手く区切ればCD-R2枚に焼ける。ただし2枚目の1曲目は"Cloreen Bacon Skin"になる!w

  2. ・"POPLIFE"に入っている謎の雑踏音が「ローリングストーン前座時の音源説」って、確かにそうだとすると意味が分かる点があった。
    "POP LIFE"にはSingleで出ている9分に及ぶLong versionがあり、それにはこの雑踏音が入って無い。
    しかもこのSingleは欧州では発売されたが、アメリカでは出ていない。
    Prince「あなたたちはこれPOP LIFEのFull versionを聞き逃しましたよ」
    もしかしたらそう言う表現だったのかも!?と私は思った。
    そしたらあの雑踏音は本当にPrinceがステージを降りた瞬間のものなんだろうか??
    #このためにあちこちに収録されたPOP LIFEを何度も何度も聴いたけど、、、この曲の録音はなんかちょっと音質がいまいちなとこがあるなぁ。
    HITS収録のマスタリングは明らかに違和感を感じる。

  3. 1981/10/9,11のPrinceのローリングストーンズ前座事件について、デズ・ディッカーソンによる証言が書籍「PRINCE・A POP LIFE」のP.164に良く書かれていた。
    Princeが1日目、ブーイングでステージを降りたと言うのは、デマだそうな。
    演目には「かなりメタリックな Why You Wanna Treat me so bad」があったそうで、好評だったとか。
    ただ、その後ブラックな曲をやったところから状況が変化したと。

  4. こんばんわー^^
    ブログをリンクして下さってありがとうございます(‘-‘)
    この番組、ニコ生なのでニコニコ動画のアカウントがあれば番組中にコメントを書く事が出来ます。
    あの日はTUNAさんを読んでたウェンディ&リサの改名の事を”Girl Bros.です"と何度も書いたけど、会話に夢中でコメントを読んでないタイミングがあるの必ずしも伝わるとは言えないです(´・ω・`)
    あと、ログに名前が出る訳ではないので流れるコメントの中には変な会話があったりします^^;
    まぁそんなのも含めてのライブ感が楽しめるので面白いですよ^^

  5. >KIDさん
    ありがとうです。
    WOWOWぷらすとのページのリンクの貼り方がどうにも上手くいかなくて、KIDさんのところにリンクを張ってしまいました。
    無断ですいません。
    そうそう「Girl Bros.」私もすぐに分かりました。
    次回、私もコメント投稿頑張ります!^^

  6. >KIDさん
    やっとこさニコ生のページを見付けて直リンクに貼りなおし出来ましたー。
    ここでした。
    http://live.nicovideo.jp/watch/lv191060237
    かわりにここにKIDさんのブログのアドレスも残しておきます^^
    9/22「WOWOWぷらすと」でプリンス特集第2弾『プリンス、おかわり!』が放送決定!
    http://npg-kid.blogspot.jp/2014/09/922wowow.html
    Girl Bros. / Girl Bros. (Wendy & Lisa) (’98)
    http://npg-kid.blogspot.jp/2014/09/girl-bros-girl-bros-wendy-lisa-98.html

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