映画「風立ちぬ」をこの初日に観てきた

スタジオジブリさんの新作映画「風立ちぬ」をこの上映初日に妻と観てきた。
イオンシネマが20日は映画1000円なので、たくさんの人かと思いきやそれほどでもなく快適に観れた。
朝から観たのでちょっと眠さもあったけど、映画は非常にキレイな画面のジブリらしい動きの気持ちの良いものだった。
ドキュメンタリタッチでも、夢の中のシーンではこれまでのようなファンタジーになったりして、飽きさせない工夫があり、後半のリアルなシンプルで深刻な状況に感情移入させられた。
私がこの映画を観て思ったのは、やはり大人向けであること。
中でも「仕事」と「結婚」については特にそう感じた。
またこの内容だったので、私には素朴な疑問を感じた。
「何故に実写でこれをやらず、アニメだったんだろう?」


アニメは古来アニメでしか描けない物が描かれてきた。
コスト的なところであってもそうなのだけど。
ならばこの映画では?
それは「空気」のように私には見えた。
ジブリ作品の中の、髪の毛がフワーっとなる表現は有名だが、それがこの映画の中ではこれまでで最多ではないか?と思うぐらいに出てくる。
それだけでなく、帽子、紙飛行機、パラソル、雪、火の粉、飛行機だったりが風に舞う。
空気が人と人とを繋ぐ表現がいろいろ出てくる。
これが監督の描きたかったものでは無いかと私は思った。
また主人公ががんじがらめの状況で設計した戦闘機が最終的に驚異的性能を示す。
(ここはドキュメンタリだからネタバレいいよね?)
これはその状況によりなせた所業に私は感じ、逆境すら感謝すべき物に感じさせられた。
矛盾に次ぐ矛盾の物語はここに完結していたと。
最後に、主人公の声優について。
一番最初は「若者なのにおっさんの声だ!」と驚いたけど、数分でそれに慣れ、むしと淡々とした口調にリアリティを感じた。
私は何もおかしくない、技術者ってこんな人が時々いるよなーと思う。
とても満足出来るいい映画だった。

「映画「風立ちぬ」をこの初日に観てきた」への1件のフィードバック

  1. 映画を観た人はこれも必ず楽しめるハズ。
    「ここまで映画を観れたらきっと自分の人生が倍の楽しさになる」と感じるぐらいスゴイぞ!
    でも、決して”答え合わせ”って意味では無いからね。

    ジブリ最新作公開記念特番 「岡田斗司夫が“風立ちぬ”の感想を語るよ!」大百科
    この動画はチャンネル 岡田斗司夫ブロマガチャンネル に登録されている動画です
    http://www.nicovideo.jp/watch/1375680159

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