以前に使っていた携帯のおこづかい帳アプリがまた使いたく思って、
頑張って探してみたらミガルスタイルと言う会社の「ぴったりこづかい帳」と言うソフトだった事が分かった。
ところがそのダウンロードサイトを探しても見付からないので、不思議に思ったので本気を出して調べてみた。
すると、ミガルスタイルはサービスを全面終了している事が分かった。
ぴったりおこづかい帳はとても使いやすく、項目を作るのもとても柔軟で、日々のデータ入力もとてもやりやすかった。
そして、収支を入力するのでなくて、支出だけを入力出来るのが私はとても気に入っていた。
予算や収入を決めてどうこうでなくて、無駄な支出だけを明らかにしたいと言う意図にとても合致していたからだ。
最近になってこれを探したのは、私の無駄遣いが増えていて、
そのためにまたレコーディングをしたいと思ったからだ。
しかし、調べて行く上で「世の中って真にはエコじゃないなぁ」と思う結論に行き着いた。
先ず、このツールについてから。
例えば、一人での外食は無駄遣いとして、人との外食は無駄遣いじゃないとか、必要と不必要で自分の判断を入れたかったし、
税金とか集計結果に従ってその上で計算しているような物は無かった。
また、サイフや貯蓄とソフトのデータを一致させて円単位での管理をしたいワケでもなかった。
またある月は医療機関にかかっていたが何も無かった時はまるで医療費はかかってないとか、
不安定なかつ必要な支出について「今月は赤字/黒字だった」とは間抜けな事を言いたくないし、
月単位での集計も目安でしか無いと思っている。
毎月予算を決めて生活するのも私の場合は収入自体が若干不安定だし、
毎月限界の額を貯金しているワケでも無いので、とにかく
無駄遣いについてレコーディングをするために最適なツールだった。
ただ登録支出件数が500件だったか、と物凄いところに制限があったり、
データ出力機能がとてもスゴイフォーマットのcsvだったか極端な形でしか無かったりした。
ところがこれが提供されなくなり、ならば代わりのツールは無いものか?と探すと、これがまるでなかった。
「おこづかい帳」がいかに素晴らしかったかは、他のツールを試してみて気が付いた。
だいたいの家計簿ツールは買い物したレシートをすべて入力させる形式で、
サイフや通帳とソフトを一致させる形を取っていた。
私に言わせればこれは「官公庁みたいに2重管理が大好きなんだなぁ」って感じだ。
「サイフの中味が知りたければ、サイフ観ればいいじゃん。通帳もしかり」
じゃぁ、「1年後に必要な額があって、それを貯める計画を立てて、月で割って、毎月達成/未達成で一喜一憂したりするんだろうか?」ダイエットみたいだと思う。
リバウンドしたら、分析ちゃんとするのかな?
ともかく、2重管理が好きなら、逆に「大好きな裏帳簿アプリが無いものか?」と探したけど、
秘密裏に開発されているのか一般向けでは見付からなかった。
なら、へそくり帳か?と思って見てみたけど、へそくりって概念はそもそも私のような独り者には合わないようだった。
またへそくりはその入金が大事らしくて私の意図に合うソフトは無かった。
思うに家計簿ソフトって、経理屋さんや会計屋さんが作っている印象を受けた。
おこづかい帳は結局見付からなかった。
つくづく世の中ってエコじゃないなぁと思った。
世に言うエコってなんなのかと、無駄な労力払わせてその代価を与えない流れが完全に出来てしまっていて、
そこの道から外れるようなエコの概念は排除されているように感じる。
無駄遣いを洗い出すようなおこづかい帳は「無駄遣いを増やして経済をよく回るようにしたい」と思っている考えに反するのだろう。
まるでどこかの首相が言うようなエコを庶民にも行えと。
そして、家計簿ソフトは官公庁の行う多重管理を家庭に持ち込むように出来ている。
「いついつに何々を払わないといけないから、それまでにこの額を用意しなくてはならない」みたいな計画性を要求してるかのように見えて、実は逆の事をさせている。
日々月々の収支を明確にさせる事は私はエコに関しては重要でないように思う。
「風邪をひいたっぽいけど、今月はもうお金が無いから病院に行けない」では私は本末転倒に思うからだ。
自分が何にお金を使っているか?を知り、次にそれらに対して対価はあったのか?
そしてそれらに対するお金をかける比率を考えるのが、エコに思う。
それを考える上で、必要経費を明確にする必要は全く無い。
なので、その目的であればサイフや通帳の推移も知る必要が無い。
ただ単純に、使い道と額、そして3ヶ月程度の期間の記録が必要に思う。
「今月、食費に40,190円かかっているので、これを来月は30,000円以内にしよう」
「月に一人での外食がだいたい1万円分ぐらいあるので、これを可能な限り0円に近付けよう」
どっちがよりリアルで現実的に対策が打ちやすいだろうか?
私は後者に思う。
そして、これを後押ししてくれるソフトがあれば「金出して買ってもいい」と思う。
それは無駄遣いじゃないと私は考えるので。
おまけ:
世に言うエコに反する話はもうひとつあるのだけど、アイデアしか無くてなかなか書け無いので、
ここにもう書いてしまおうと思う。
家庭内で出来る一番のエコは、家族がひとつの部屋で同じ事をして過ごす時間を増やす事
つまり、家族がバラバラの部屋でバラバラの事をして過ごす事の不経済さを無くすといいって事。
家族がそれぞれの部屋でそれぞれに光熱費やらなんやら使って、さらに気持ちもバラバラになるだけ。
こう言う発想が、私は真のエコに思う。