原作マンガが大好きな私は恐る恐る劇場に足を踏み入れた。
私は「どろろ」のマンガは幾度と無く読んでいて、半丸暗記状態だ。
そして、Webで観た酷評を鵜呑みにしてしまっていた。
ぬるくて浅くて説教臭くてCGも陳腐でクソつまらないみたいに書かれていたが、
私にはそれが全然気にならずめちゃめちゃ面白かった。
逆にいい感じだった。
きっと「キャシャーン」が面白かった人にはこの「どろろ」劇場版は面白いと思うよ!
だまそうとしてるんじゃないよ!
本当に面白かったよ!
かなり期待しないで観に行ったからかも知れないけど、、。
マンガは時代劇だけど、映画は別世界。
マンガの百鬼丸はお調子者だけど、映画はニヒル。
マンガのどろろはトリックスターだけど、映画は役立たずでストーリーにからまず説明要員。
アクションもCGも全然ダメダメではなくて、むしろ良く出来てると思った。
あるサイトで「百鬼丸が強すぎ、空飛んでるし」とか書いてあったけど、強すぎる事は無かったし、空を飛べるのも超能力者なのでデフォかと。(贔屓目過ぎるか?)
また、体を貫かれてもダメージが無いのはむしろマンガに忠実でなかったかと。
それよりも、魔物が強過ぎる描写だったように思った。
映画なのでなおいいか。
コメディ展開も少しあってそれはそれでニヤリとさせられた。
多くの設定はマンガのままで、ストーリーの違いはまるで気にならず、
ちょっとカッつめたような展開がむしろ気にかかり、これなら3部作ぐらいにして欲しかったなぁぐらいの印象。
最後まで飽きなかったし、マンガと全然違うラストも納得がいった。
続編を臭わす引きがニクかった。
「板門」が出てきてしまったが、続編ではこれは出ないのかなぁ?
しかし、今の段階から続編はヒドイ駄作になる予感がするのは気のせいか?