さてさて、きたきた。では~
さてさて、帰ってきまして解説を書きましたよ。
マジシャン10人のクローズアップマジックを立て続けに観てきた。
無料で、無料で!(←これは2回言わないといけないようだった)
会場の様子は、この通り。
> 会場に2つのテーブルを置き、それぞれに
> 30人ほどのお客様に座って頂き、
> じっくりとClose-Up Magicを楽しんで頂く趣向。
> 10人のマジシャンが次々に、
> とっておきのマジックをご披露します。
(すいません、頂いたメールのコピペです)
私が会場に着いたのはちょっと開場から時間が過ぎてからだったため、後ろの方の席しか空いてなく、後ろでも見やすい場所に座った。見難い場合でも、私の後ろには人はいないので、立って見る事も出来るので、良いと言えば良い席だった。
会場に入ってすぐに気が付いたのだけど、
ちょっとした撮影スタッフがいて、
マジックを全編録画するようだった。
また会場スタッフもすべてマジシャンのようだった。
と言うか、その場の空気に飲まれ自分以外は全員マジシャンに見えた。
さらに、マジシャンのようないでたちのお客さんもいた。
それはともかく、私は幸運にも最近流行のクローズアップマジックを生で、10人ものマジシャンの、とっておきのマジックを間近で時にはお手伝いをしたりもして、観る事が出来た。無料で!無料で!!
マジックは多種多様でカード、ダイス、カップ、ロープ、コイン、お札などなどで、最初から最後まで飽きる事無く観る事が出来た。カードはやはり何人かのマジシャンがやっていたけど、「どうせまた、引かせて当てるんでしょう?」みたいになる事は無く、「ぐわぁあ、当てられた!」「あんなところから出てきた!」「色が変わった!」「ちょっと足りなかったから口から出てきた!」とカードだけでもいろいろ観れた。
やはり手品はテクニック物でも、仕掛け物であってもそのマジシャンの見せ方が重要で、お客さんの注意を引きガッカリさせたり納得させたりしたところでアッと言わせるオチでしめくくる技術は全編に共通していた。これがきっと一番マジックで重要なのだろうね。って、オタクな視点かな。
私がこの発表会で特に「これは特別だ!」と思った事が3つある。
1.この会のもともとの趣旨なのか無料無料だからなのかマジシャンが無難でない挑戦的な内容をやっていたように思った。
2.お客さんが徹底的にマジックへの参加が要請された。
3.あとこの会は新人マジシャンの育成の場でもあるようだった。
1.は、、、あんまり詳しく書かないでおこっと。あ、ひとつセーフだと思うのを書くと、一番前に座っている子供が「キュウリのうしろになんか付いてたよ!」とデッカク言ってしまったりしたんだな。あの場面ではそれはそれで面白かったのだけど。でも、これって考えるとホテルのバーのマジシャンのような場合、大半のお客さんが酔っ払った男性で時には女性を連れていたりするから、「あー、今の分かった」とか否定的な態度で観る人ばっかりだから、ネタも無難な物を選ばざるをえなくなると思う。そう思うと、今回のネタは挑戦的と言うか、友好的と言うかすごくいい感じのネタが多かったように思った。観てる客質がそう出来る場を作ってるのだと思った。
2.はすごかった。徹底的だった。だって、最後の10人目のマジシャンが出た時にはすでに「手伝いをしていない人」がもういなくて、後ろに居た私が2度目の指名だった。でも、これも客質が~だったのだと思う。そして、この場でマジックに興味を持ちマジック同好会の存在を知りマジックに目覚める人が出てくる事を意図しているのかも知れない。ちなみに、私がカードマジックでお手伝いに出た時に、「選んだカードにマジックで印を付けて下さい」と言われて名前の字の「昌」と書いたら「これはなんのマークですか?」と言われてしまった。で、後で500円玉を貸した時は、ペンで「竹」とデカク書いた。後でこれが密閉された封筒の中から出てきてビックリ。このビックリはやはり参加した人でないと感じれないよね。物凄く良い経験だった。ちなみに「仕掛けが無い事を確かめて下さい」と小物を渡されるのを経験してみたかった(←注:イジワル目的です)のだけど、私にはそれは当たらなかった。残念!
3.新人の人は「新人です」「6か月です」「1年目です」とかいっぱい断っていたけど、どの人も物凄く上手くて分かりやすくて良かった。私は、カード専門のスーツの男性のマジシャンに本当に感動した。この人「6ヶ月だ」と言っていたのだけど、全然そんな様子ないし、それは言わないでいいんでは?と真剣に思った。
いやはや、しかし長時間に渡って、手品を観るのは本当に疲れるもので、帰り道では物凄く腹が減っていた。
またこんな発表会があったらまた行きたいと思うし、あたり一面ノベツクマナク声をかけたいと思う。今回も、周囲の数人に声をかけてはいたのだけど、結局私ひとりで見に行っていた。内容的に入場料ン千円レベルのショーだったように思った。