自作リンゴの乗ったパウンドケーキ的な物


朝から思い付きであり合わせの材料でなんかこんな物を焼いた。
意図的には冷蔵庫内の断捨離的なところと、、、もうひとつは後で。
リンゴのコンポートなるものは生まれて初めて作った。
生地はホットケーキミックスを使った。
卵が足りない等問題あったが、水を足して乗り切った。
結果、食べれるものが出来た。

コーヒーと食べた。
美味かった!
あっという間に妻と2人で、すでに1/2を食べた。
次回は紅茶で食べようかな。


これを何故思い付きであえて挑戦的に作ろうと思ったかと言えば、これを読んでいたから。
2ch「嫁のメシがまずい」まとめ
私はマズ飯を作ってしまう心境、原因のひとつに「不安感」があるのでは?と思い、試したくなったからだ。
このパウンドケーキのような物を作るには材料は揃っていないし、一部作ったことの無いものもあるし、ネットで調べたレシピには今作ろうとしている物と適合しない部分があった。
不安を感じるには十分で、決定的に足りない物も無いと判断し、作成を始めた。
ザックリ、リンゴのコンポートを煮ている間に生地を作り、オーブンを余熱し、ケーキ型に生地を入れリンゴを置き、適当な時間焼こうと思った。
この時点で既に考えると、そもそも足りない材料がある、コンポートを冷ます時間が無い、ケーキ型に私は慣れてない、生地にリンゴを置いてもちゃんと火が通るのか?と言った不安があった。
レシピは先ず無謀にも「アップルパイ」で検索し、今これは無理だと判断し、パウンドケーキ的な物に方向転換した。
パウンドケーキと言うわりには丸い型しかないので、これを使った。
アップルパイのレシピの中にリンゴのコンポートとあったので、再度これを検索して調べた。
実際作り出してみて、いろいろな不安にブチ当たり、そのつど確認し次の手を考えながら作った。
場合によってはPCの前まで戻ってきて再度検索したりもした。
コンポートは初めてだったので、リンゴの切り方が良く分からず、焼く用としては分厚くなってしまったと思った。
砂糖はうちには天然のさとうきびの三温糖しか無く、お菓子用の物ではない無い。
これが料理のたびに甘くなり過ぎたり、全く甘くならなかったりと不思議な砂糖だ。
レシピ通りにするとこれを大量に使うのだけど、怖くなりカンで「この辺で」と止めた。
レモン汁が数滴必要っぽいのだけどそんな物はもちろん無いので、時たまあったグレープフルーツジュースで代用した。
ブランデーがあれば入れるとか書いてあったが、日本酒しか無くこれは諦めた。
弱火で煮込んでリンゴが透き通ったら出来上がりとあったが、私は思いっきり中火で煮てた。
しかし、マナウォーター効果なのか全然透き通ってこず、時間を過ぎてもだいぶ煮込んでいた。
その間に生地を作っていたが、鍋が気になって仕方無かった。
結果的には生地が出来た後になって、リンゴが透き通ってきて、火を止めた。
まだ熱いリンゴを一切れ取り出して味見すると、味がとても薄かった。
「まぁいいか、食感はあるし」と思った。
生地はさらに不安があった。
先ず卵3つ必要なところ、2つしか無かったので、水を足した。
大さじ1杯の牛乳も無かったので、コーヒーフレッシュで代用。
砂糖がまた大量に必要だったが、この時もやはり怖くなり、量を抑えた。
バターも大量に必要だが、うちで使っている「バター的な物」で代用し、それも量を抑えた。
生地を混ぜると、三温糖のおかげで茶色になった、見た目は物凄く甘そう。
また、生地の硬さがピンと来ず、水を足したりして「なんとなく」で調節した。
生地が出来たような気がした時でも、コンポートはまだ出来てなかった。
非常に不安になる瞬間だった。
また同時進行でオーブンを余熱しなければならなかったのだけど、その方法が分からずオーブンの説明書を探し出してきて、調理中にそれを読んだ。
そして、温める温度も生地にアレンジした今の場合、レシピにある通りの180度でもっともなのかも分からなかった。
そう言えば、焼く時間も・・・。
型に生地を流し込み、リンゴを並べた。
リンゴを置くと火が通るのか不安だったので、重なるのはなるべく避けたが、リンゴが余ってもどうしていいか分からなくなるので、結局限界まで敷き詰めた。
それでもリンゴは余った。
まだ柔らかい生地にリンゴが沈んで行きそうで、焼き始めるとリンゴが沈み、上に生地が被ってくるのでは?とか想像した。
上手く焼けるのか分からなかったが、オーブンは30分だと勝手に決めて、足りなかったらまた焼けばいいと焼き始めた。
焼いている間は、使った器具を洗ったり、ツイッターで呟いたり、オーブンを覗き込んだり、写メを撮ったり、してたが、不安が絶頂になりウロウロし、ついにはまだ寝ている妻を起こしてしまった。
少し膨らみだしたり、甘い臭いがしてきたりと、わずかな変化にも非常にドキドキした。
30分でオーブンが止まったところで、爪楊枝を刺して生地に火が通っているか確かめたら、大丈夫だったので完成と判断した。
妻に飲み物を聞き、コーヒーを入れ、上にあるような写メを撮りまくり食べた。
アップルパイでもホットケーキでも無く、強いて言えばパウンドケーキか、蒸しパンか?名前の無い謎のケーキだった。
焼きたてを食べたからなのか薄い味だったけど、美味かった。
冷めたらまた違うと思う。
工程のそのつど、確かめた事や、決定的に足りない材料が無かった事、代用品が無い場合は諦める、確認して再度肯定をやり直す、分量は具材が余ってもいいから適度に調節する、ピッタリ合う情報が無くてもカンで補ったなどして、食べれる物を作れたと思った。
不安があったので食べた後もハイテンションが続いた。
妻には迷惑かけてしまった。やれやれ
しかし、意図していた不安感は物凄く体験出来た。
失敗してたらどうだったろうか、、、。
って、そう言えば、以前やっぱりチーズケーキを失敗した事もあった。
今ブログを検索してみたら、その時の事って記事にしてなかった。
家人以外に食べさせようとした時に私は失敗する気がする。
やはりそれは普通じゃない心境で作るからじゃないかと。
と言うワケで、マズ飯のメカニズムに興味ある私だった。

「自作リンゴの乗ったパウンドケーキ的な物」への1件のフィードバック

  1. 例えば「シナモンで臭い付けをすると書かれていたけど、シナモンが無かったので代わりにガーリックパウダーを振った」とやるとマズ飯まっしぐらなハズ。
    それを回避する考え方、心の持ち方を探りたい。
    それから残りの半分もコーヒーで食べた。
    冷めたらしっとりして味も落ち着いた感じになってさらに美味かった。
    余ったリンゴは明日朝トーストに乗せようって話になってる。
    それでも余りそうなんだけど。

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