映画「武士の一分」

サラリーマン侍を描いた「たそがれ清兵衛」。
朴念仁だけど侍を理解した男を描いた「隠し剣 鬼の爪」。
そして、今作「武士の一分」。
タイトルから観ても武士のあり方を問う作品であると言う雰囲気を醸し出している。
しかし、なんてこった!
映画の中に「武士の一分」と言う言葉を含んだセリフも出てきたのに、
私にはそれが何なのかほとんど理解出来なかった。
(以下ネタバレを含む)


主人公は「たそがれ清兵衛」や「隠し剣 鬼の爪」よりも親しみ易い、
我の強い今風の男で面白かった。
木村拓也の演技は非常に良かった。
ストーリーはこれまでのシリーズと比べてゆるやかで、
より侍の暮らしにクローズアップするかと思いきや、、、
当の主人公は不幸な事故により療養状態に。
観客は特別な状況の侍の姿を観る事になった。
ストーリーは主人公の夫婦の姿が中心に進む。
その中で、主人公にとって許せない事件が起こり、
主人公は捨てれるものはすべて捨てる覚悟で復讐に向かう。
それまで映画は殺陣シーンまでかなり待たされるどころか、
ほとんど期待出来ないと言っていいほど少ない。
刀を握るシーンすらほとんど無い。
観て判断した結果、私には時代劇としてはかなり冒険的な映画に仕上がっていると思えた。
それは典型的な時代劇の形式を外していると言う事で、
逆により多くの人を対象としているように感じた。
主演男優の興味に引かれて観た人もきっとのめり込める内容なんでないかと思った。
それにしても、偶然とは言え盲人の出てくる映画を連続に観てしまった。
次は何を観ようかな。

「映画「武士の一分」」への2件のフィードバック

  1. 遅くなりましたが
    明けましておめでとうございます。
    今年も宜しくお願い致します。
    今年は昨年より、もっと多くの映画を観たいところです^-^

  2. 今年もよろしくです。>つーでー
    映画は好きなのだけど、去年の後半は全然映画を観てなかった気がしてたー。
    それでも結構あったけど。
    私は本も読むようにしたいと思ってマース。

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